プロフィール
オリーブオイルとの出会い
臨床検査技師として、生化学や免疫血清、細菌検査、輸血業務など、都立病院で長く働きました。また採血業務では、アルコール綿を患者さんの採血部位を消毒する為に使います。手洗いが頻繁なため、指先や手の肌荒れがひどく、何を試しても改善しませんでした。
旅行で立ち寄った小豆島、お土産のオリーブオイルを風呂上りに薄くつけると翌朝には、劇的改善、うれしい!
食用オリーブオイルは、介護していた母の食事や褥瘡予防のマッサージに大活躍しました。
「病気の検査」をしていた現職時代、退職後は、病気を予防したり、青空の下でオリーブの木に囲まれて仕事がしたい、夢が膨らんでゆきました。
2010年3月31日定年退職し、4月には、オリーブ栽培100年の歴史の小豆島に単身移住しました。
生まれたとき、人は3000g程度、母の乳を飲み、1年の後、体重は約3倍の10キロ程度まで成長します。「何を食べるか」は本当に大切なことです。体を作るのに必要な脂質、その代表としてオリーブオイルが考えられます。除草剤を使わない、化学農薬をなるべく使わない高品質の製品を食べたい、自分で作るしかないと考えました。
人の体は、食べたもので作られます。東洋でも「医食同源」の言葉で言い伝えられています。
たくさんの良いオイルの香りと味を吟味し、欠陥オイルのサンプルにふれ、その味やにおいを自分の舌や鼻に記憶させる。食味検査の技術が習得できたのは大きな収穫でした。
ペーパーテストだけでなく実技試験があるコース(アカデミアデルオーリオ:於 モンテカティー二テルメ、トスカーナ州)は、還暦も過ぎた年齢にはプレッシャーもありましたが、覚悟を決めてイタリアに出発しました。
オリーブオイルは、たくさんある油脂のなかで、なぜ良いのか? この疑問に、科学的、食物学的に良い講義が受けられました。そして、オリーブオイルが、世界中で愛されているのはなぜなのか?
人間にとって必要な・良い油であることが、長い年月をかけて、歴史的に証明されてきたからだと腑に落ちました、あらためて今後長くかかわりたいとの思いを強くしました。
トスカーナで目にした、イタリアのオリーブ畑、剪定技術があまりにも日本と違うのでびっくり。試験終了の後、特別に追加授業をお願いして、ピストイヤのオリーブ畑を詳しく見せていただきました
イタリア国鉄を退職されてから、オリーブ栽培を本格的に始められたエンゾ先生のオリーブ畑。偶然?同じように、東京都を定年退職しての新規就農の私は大いに元気づけられました(写真右は、時差もあり、座学、テイスティング実習、農業学校に移動してのフィールドワークなど、ハードスケジュールの中、イタリアンジェラートで元気回復~)
安全なオイルを作りたいとの思いから、除草剤は使わず、刈った雑草は肥料や乾燥対策に使うなど、様々な工夫をしています。木を食害する毛虫も、益虫と言われる鳥の餌になり、生命は循環しています
地球の生態系から学び、美しい自然を壊さない栽培をしたいと考えています
臨床検査技師として、都立病院(5事業所)で働き、60歳の定年退職後、香川県小豆島 に古民家を求め移住。 現在(2023年)、小豆島に7か所の耕作放棄地( 8000㎡)を借り、 約200本のオリーブ を一人で栽培 。
Jolie Petite Ferme d’Eiko (ジョリプティトファーム・ドゥエイコ)として事業を展開中。
facebook https://www.facebook.com/eiko.uenishi
★ホームページ数は5ページあります。画面の最上段の三本の横線をクリックすると目次が現れます。
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